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永遠のライバル

2009年03月15日11:49
夢の途中で誰だって挫折することがある。
あたしだって何度屈辱を味わって挫折を繰り返して
きたかわからない。

ずっと容姿コンプレックスを抱えて生きてきた。
この顔が原因で小学校高学年から中学校3年の
2学期の終わり、父の転勤で生まれ育った町を
離れるまで多感な時期に随分と苛められた。

あたしは自分に勝ちたかった。
他の誰でもない、弱気で卑屈な自分自身に
打ち勝ちたかった。

苛められる原因を親の責任にするんじゃない、
己の内面の卑屈さ弱さが顔に表れているだけだ。
だったら徹底的にそんな自分をたたき出すしか
打破する道はない!

当時、親は勿論、親戚も陰気な変わり者の子供、
何の取柄もない、頭の悪い、ぱっとしない子供の
烙印を押した。
そして自分たちの子供と比較した。
何をやってもあの子はダメだと口を揃えた。

生きているのが嫌だった。
初めから期待されない子供に生まれて、
努力することなど自分には無駄なのだと思った。
だから高校受験2週間前まで勉強なんて一切
しなかった。

親は妹に期待した。
あたしは親の言いなりの人形だった。
逆らうことなど許されなかった。
友人づきあいにまで口を出された。
それがクラスメートの反発を呼び、いじめが
はじまった。

はじめは女子だけだったのがそのうち男子に広がり
やがて上級生、下級生にまで及び、最後は学校ごと
敵に回した。

先生も誰も彼も味方なんて居なかった。
だからあたしには小学校高学年以降、いい思い出など
ない。

体が弱かったのもあるが、林間学校などのイベントに
参加した記憶はない。
お金がなかったわけじゃない。
父親は当時年収2千万の高給取りだった。

お金があっても、叶わないことがある。
美人でも頭がいいわけでもない。
あたしに与えられたもの、それはたったひとつ。
負けず嫌いだったこと。

どんなに酷い仕打ちを受けても挫折して死のうとしても
最後は諦めるなと背中を押す負けず嫌いの自分が居たこと。

15歳の時に、自分の人生を180度変える事になる人に
恋をした。
相手は10歳年上の国立大学生で、後に世界をまたぐ
プロのミュージシャン、作曲家になった。
名前は本人のプライバシーのために伏せておく。

恋は100%片思いだった。
それでもこの恋は「自分を認めて欲しい」、そのために
自分は相手から必要とされる自分になりたい、
変わりたい。
今までの自分を捨てて…。

彼に告白した翌日のクリスマスの朝に大阪を発った。
その後は奇跡の連続。
中学校の通信簿は10段階中、すべて1~3。
進学激戦区だった校区でこの成績はどこにも進学は
不可能を意味した。

それがストレートで4年制大学まで出て、就職し、
自分のやりたいことを実現させてきた。
顔にメスは一切入れずにEGGやBRENDA、
AGEHAなどのギャル系雑誌、音楽雑誌をバイブルに
ファッションやメイクを研究、実践してきた。

あたしはこのいい意味で負けず嫌いな自分が好きだ。
この自分が居たから生きてこれたし、夢を叶えられた。
勿論、自分だけではなくそれに賛同して支えてくれた
人たちの力も大きい。

だから夢を追いかける人に絶対に自分を諦めるなと
言い続けている。
時に卑屈になる人には厳しい言葉も吐く。

人を羨み、卑屈になる暇があるなら、行動して
自分のやれることを全部やりなさい。
死ぬ気でやればできないことはない、
全部やれることをやったら、成果が出なくて
凹むんじゃなくて、天命を待つ。
待つことも大事な時間。

つい最近、あたしは制作の仕事で忙しいときに仲間から
近状を聞かれて、その仲間と共通の人間と仕事を始めた
と話した。
すると相手は自分には声が掛からないと嘆きだした。

だから檄を飛ばした。相手が怒るほどに。
相手はあたしより年上だ。
相当生意気に映っただろう。
自分は仕事をもらっていい気なもんだ、
天狗になってるんじゃないのかと思われても
仕方がない位に厳しい言葉を吐いた。

だけど謝るつもりなんてなかった。
あたしが言わなくても、この業界は厳しい。
並大抵の努力じゃダメなんだから。
あたしが言わなくても、仮に相手が業界入りしたときに
同じように卑屈になれば、叩かれてつぶされる。

あたし如きに言われて凹むならそれはそれで終わり。
なにくそと這い上がる強さと粘りが相手を成長させる。
マイナスはプラスに変える努力をすればいい。
どうしても変わらないものは欠点は長所にしてしまえ。
この業界、一見マイナスだと思えることや非常識も
それが売りになるならOKに転ぶことだってある。

這い上がってくるのをあたしは期待してるから鬼にもなる。
どんなに土俵は違えど、世界は同じならたとえ友達でも
仲良しクラブでも、あたしたちは永遠のライバルだから。
ダイヤの原石は時にぶつかり合うことも大事だ。
ぶつかりあわなきゃ輝きを増すことは出来ない。

モデル時代も女優時代も共に生きた仲間は皆ライバル。
今だってフィールドは違えどみんなライバル。
表舞台を降りて、裏から見据えていたってそれは
変わらない。

だけど本当の永遠のライバルはいつだって自分自身。
それを皆忘れないで夢を追いかけて欲しい。

自分に挫折を繰り返しながら卑屈と戦い打ち勝った
あたしがここに存在する生き証人として、
夢を追いかけるあなたの背中を押す。

あたしの夢物語もまだまだ続いていく、
あなたの夢も。

NEVER GIVE UP YOUR DREAM AND YOUR LIFE!

EXCENTRIC*KANON
   

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